ということで、いよいよ本格的に度数を覚えていきましょう。
それでは皆さん、下記の図を全部覚えてください!!
・・・いや無理だわw
と思った皆さん、安心してください。
僕もです。
などと冗談っぽく書きましたが、従来のギターレッスンってこういう詰め込み型教育的側面が強いですよね…。
圧倒的時間と労力を投下できるならいいですが、忙しい社会人が大人になってから覚えるにはやや非効率的です。
いずれ、皆さんには全ての度数を把握していただきますが、ここではもっと効率の良い方法でゴールまで辿り着いてもらおうと思います。
まずは3度から
千里の道も一歩から!まずはたった一つだけ度数を覚えましょう。
1番最初に覚える度数、それが3度です。
先程の全度数の図から1度と3度のみを抽出しました。
1度は基準となる音、ルート音だと思っておいてください。
ここで皆さんの中にある疑問が生まれていると思います。
「え、何、3度って二つあるの?わけわからんもう無理・・・」
今度こそページを閉じてビールを飲もうとする前に、あと少しだけ我慢してください!!ここが重要なんです。
3度の役割
3度がなぜ二つあるのか、それは3度が音楽の表情を司るからなんです。
音楽には大まかに分けて明るいと暗い、二つの表情があります。
つまりメジャーとマイナーですね。
メジャーの時に使われるのがM3rd(メジャーサード)
マイナーの時に使われるのがm3rd(マイナーサード)
Major(メジャー)も
minor(マイナー)も
頭文字が「m」で紛らわしいので、大文字と小文字で識別します。
M3rdとm3rd
3度の役割は音の明暗を分けること。
音を聞けば”一聴瞭然”ですね!
M3rdを使った時は明るい雰囲気になり、m3rdを使った時は暗い雰囲気になっています。
他の音は一切使ってないのに、1度との組み合わせでこんなに表情が変わるんですね。
皆さんがすでに弾けるメジャーコードやマイナーコード、メジャースケールやマイナースケールを弾いてみてください。
かならずM3rdかm3rdのどちらかが入っているはずです。
途方もない道のりに感じる度数把握の旅、その第一歩を踏み出しましたね!
次は3度と同じくらい重要な5度について学んでいきましょう。